今や本は電子媒体となり、場所をとる事もなく借りても返す手間がなくなり、コミックレンタル(漫画)よりはるかに人気の媒体となってきました。
電子コミックとは、デジタルデータで提供されるコミックのこと。パソコン、タブレット、携帯電話、スマートフォンなどで提供され、専用のブックリーダーとなるアプリケーションで閲覧する。購入は1冊からでき、一度購入すればいつでも好きな時に読むことができる。紙の本のように場所を取らず、何冊でも持ち歩けるところもメリット。パソコンやスマートフォンなどの端末自体にダウンロードするものや、ブラウザで読むタイプのものもある。最近では通信速度の向上から、カラーでデータ量の多いコミックが増え、画質のクオリティが上がっています。
電子コミックのメリットとデメリット
メリット
●スペースをとらない
一つのデバイスで閲覧できるため、本棚などに置く必要がなく、部屋にスペースを確保する必要が無くなります。なので、漫画がそこら辺に置きっぱなしになって、部屋が散らかるなんてことも無くなりますね。
●いつでもどこでも読める
タブレットやスマートフォンの電源が入っていれば、時と場所を選ばず漫画が読めます。電車での移動中、やることが無くて暇な時間も有効活用できます。
●本を見つけやすい
購入した漫画は履歴として残っているので、本棚で「●●の13巻、どこにいったっけ・・・」と途方にくれることもありません。細かいことですが、普段から整理をしていない人にとっては嬉しい要素ですね。
●簡単に入手できる
わざわざお店まで行かなくても、電子決済で簡単に入手できます。また、絶版になってしまった作品など書店では入手困難な漫画も、電子コミックとして復活していることがありますので、探していた漫画が見つかることもあります。
デメリット
●小さい画面だと読みづらい
大きめのタブレットやPCのモニターで見るにはいいのですが、スマートフォンの画面で見るにはちょっと小さいな、と個人的に思います。台詞や細かい部分も拡大すればいいのですが、いちいち指で拡大して、縮小してを繰り返すのは手間がかかって読みづらいですね。
●臨場感が伝わりづらい
スマートフォンやタブレットを縦向きにして読んでいると、見開きが分割されて表示されるため、左右にまたがるページの場合、どうしても臨場感が半減してしまいます。
(ワンピースで、ルフィが敵を倒すシーン、と言えば伝わるでしょうか・・・)
横向きにすれば左右のページが一つの画面で表示されますが、先述のとおりスマートフォンの画面ですと文字が小さく見辛くなってしまいます。
●家族や友人との貸し借りが難しい
タブレットやスマートフォンごと貸せばいいのですが、個人情報や重要なデータが満載ですので、簡単に貸すのはちょっと気がひけますよね。また、SNSを頻繁に活用する人は、常にデジタルデバイスは手元に置いておきたいと考えるため、長時間漫画閲覧の為に貸すことは難しいと思います。
購入と閲覧が気軽に、いつでもできるのが電子コミックで、臨場感を求めるならば紙媒体、といったところでしょうか。
個人の感覚によって感じ方や重要視する部分は違いますので、あくまで参考として見ていただければと思います。