トイプードルの特徴
シングルコートなので抜け毛も少なく、明朗で利口な性格で、ドッグスポーツもこなす運動神経の良さから、世界的に不動の人気を誇るトイ・プードル。
飼い主さんがおおらかな気持ちで接すれば、きっと愛犬もそれを鏡に成長して、どこへ連れて行っても愛される犬です。
プードルは日本ではジャパンケネルクラブの犬種標準で4つのサイズに分類されており、トイプードルは体高では24~28cmが標準であると規定されています。
トイプードルの性格
トイプードルは大変聡明で、運動能力があり、好奇心が強く、プードルのバラエティの中では最も賢いとも言われることがあります。
欠点の少ない優等生的な性格で、家族に対して愛情深く、他人や他犬に対しても上手に接します。
トイプードルの飼い方
トイプードルは優雅な外見に似合わず、活発で体力があります。
賢い上に好奇心も強いので、運動不足やストレスがたまっていると、室内やケージ内を荒らすなどのいたずらをしてしまうことがあります。
毎日十分な散歩と、室内での遊び、可能であれば水泳などもさせてあげましょう。
毛が抜けないから手入れが楽だと考えられがちなプードルですが、被毛には独特の細かいカールがあり絡まりやすいので、ブラッシングをしないとフェルト状になってしまいます。
また、ブラッシングをしないと、巻き毛の中にゴミやほこりが入ってしまうことがよくあります。
少なくとも週に2~3回、できれば毎日ブラッシングを行いましょう。
寒冷期以外の季節は、短めにカットしてもらうと絡まりにくくなるため、手入れが楽になります。
プードル独特の、胸と手足の先を丸く残るカットをコンチネンタルカットと言いますが、トイプードルでは近年、テディベアカットと呼ばれるぬいぐるみ風にデザインされたカットが人気です。
トイプードルの気を付けたい病気
トイプードルは、クッシング症候群という副腎にかかわる内分泌由来の疾患が好発するとされています。
クッシング症候群は多飲多尿などの症状があり、脱毛や肥満、疲れやすく元気がなくなるというものです。
診断には血液検査が必要です。具体的な病気がないのに元気がないなどの異変を感じたら、早めに検査をするようにしましょう。
トイプードルは骨折の多い犬種でもあります。
運動能力と訓練性能を生かして、ドッグスポーツを楽しむトイプードルが増えていますが、手足の細さの割にボディががっちりして体重があるため、高い所から飛び降りたり、ハイジャンプに挑戦して起きることが多いようです。
また、関節炎の起きやすい犬種でもありますので、着地の際など体重の負荷がかかることを考えて、無理のない運動を心がけましょう。
トイプードルの食事
トイ・プードルの身体が、自然治癒力を発揮し免疫力を高め、そして健康美を維持していくためには、日々の食事を大切にしましょう。
体内環境を整えるためには、過不足なくバランスよくさまざまな栄養素を採ることが基本となります。
・涙やけ
・膝蓋骨脱臼
・アレルギー
など、健康トラブルを回避するには肥満は禁物です。
肥満のないスリムな体を目指しましょう。
水猟犬として活躍したプードルですのでカモなどの小さな鳥は体に合うかもしれませんね。
ナチュラルな食事が大切です。
消化分解しにくいタンパク質は涙やけ、アレルギーの原因となりやすく、特に涙やけが多発しやすいトイプードルはナチュラルな消化のいい食事を心がけてあげましょう。
ジャーキーや乾燥肉、添加物の多いおやつは消化分解が悪く極力控えてあげたいです。
生肉や生骨はジャーキーや乾燥肉とは違い酵素や乳酸菌がたっぷり含まれているため、消化分解がしやすく涙やけなどの要因になりにくいです。
ドッグフードだけじゃなく、手作りごはんや生肉のトッピングもいいでしょう。